2016年~2017年にそれまで流行していたタイトシルエットが終わりを迎えて、次にビッグシルエット(ゆったり系)が到来しました。
10代から30代くらいまでのメンズはゆったりめの服を着るのが定番になりましたよね。
長いことタイトな服にお世話になったメンズは多いかと思います。突然現れたビッグシルエットについていけない人もいるでしょう。
では、このビッグシルエットはいつまで続くのか?もちろん未来のことは誰もわかりませんが、この記事ではこのあたりを解説していこうと思います。
※この記事は2021年12月に公開しています。
ビッグシルエットの流行はいつまで続く?
突然現れたビッグシルエット(ゆったりした服を着るコーデ)が果たしていつまで続くのか?流行に合わせてオーバーサイズの服を買った人はできるだけ長く着用したいと思うので、すぐには終わってほしくはないかと思います。
これ、結論から言うとビッグシルエット自体はもう数年続くと思います。なぜならタイトシルエットが10年ほど続いたからです。(細かくあと何年続くのかはわかりません)
服のトレンドってそんなにすぐに終わりを迎えるものではありません。
この記事最後の見出しで出てくる「90年代後半のビッグシルエットブーム(ダボダボ系ファッション)」も一部のメンズから長いこと支持されてきました。完全に終わったのは2008年~2009年くらいのタイトシルエットブームの直前です。つまり、これも約10年なんです。
今のビッグシルエットが流行り出したのは2017年~2018年あたりかと思いますが、まだ3年~4年くらいしか経過していません。
また、ビッグシルエットの服装をする男性はまだこのゆったりスタイルに飽きていないのと、ゆったり系の服を購入した人がまだまだ捨てきれずにいるため、まだまだ終わらないと思うんです。
1度買った服はトレンドが続けば最低でも2~3年は着れます。人によってはもっと着る人もいるでしょう。
このため、個人的にはまだまだ続くとは思っています。
また、仮にビッグシルエットが終わったとしても、次のシルエットが確立されていませんよね?またピタピタのタイトシルエットが流行る?とは思えません。トレンド的に「流行が終わったシルエットはダサい」というイメージになるからです。
つまり、次のシルエットが決まるのがまだ先のことなので、ビッグシルエットはもう少し続くと考えられます。
ビッグシルエットは終わるといきなり廃れてしまう?
仮にビッグシルエットが終わったとします。
このゆったり系のトレンドを経験した人の中には「ビッグシルエット=かっこいい」という考えが根付いているので、終わったとしてもしばらく着続ける人はいると思います。
今でもタイトシルエットを続けているアラファー世代の人がいるように、ビッグシルエットもトレンドが過ぎた後、少しは残るかもしれません。
またブランドによってはしばらくゆったりめの服を販売し続けるところもありそうなので、いきなりビッグシルエットがシャットダウンされるというのはあまり考えにくいです。
ビッグシルエットの終結に気づいていないアパレルメーカーも出てくるので、おそらくトレンドが終わってもダラダラと余韻が残るでしょう。
なので、ビッグシルエットが終わったとしても一部のメンズからは支持されるので急に廃れることはなく、しばらくは残り続けると思います。
「今のビッグシルエットの誕生までの流れ」過去に流行っていたのは本当?
ビッグシルエットの誕生の流れを簡単に解説していきます。
今メンズの間で流行っているビッグシルエットは、90年代の後半に1度ブームになりました。
ダボダボのジーンズ、チノパン、Tシャツ、ポロシャツ、ダウンジャケットがメインで、主に「B系」「ストリート系」「サーファー系」「古着系」といったファッションジャンルの男性が好んでオーバーサイズの服を着ていました。
人によっては髪をロン毛茶髪にして金のネックレスをつけたり、シルバーのアクセサリーをジャラジャラつけたりと、どちらかと言うと、オラオラ系&いかつい系のメンズが中心でした。
今のような清潔感のあるビッグシルエットコーデとは真逆で、あまり品のないファッションだったのは覚えています。
ちなみに私はアラファーなのですが、当時は「古着系」のファッションスタイルをしていて、リーバイスの色落ちしたボロボロの古着ジーンズを少しダボつかせて履いていた記憶があります。(汚らしいファッションでしたが当時は流行っていたんです…)
この90年代の後半から始まったビッグシルエットが2008年~2009年にいったん消滅します。10年ほど続いて終わりを迎えました。
次に現れたのはスキニージーンズです。ここでタイトシルエットの登場です。
それまでピタピタのスキニーを履く人なんて女性だけでしたが、これがメンズの間で人気に火がつき瞬く間に浸透していきました。ちなみに私がスキニージーンズを履き始めたのは2008年です。
下がタイトなら上もタイトにしたほうが全体的にスマートにまとまるため、上下をコンパクトにまとめる着こなしが流行っていきます。
このタイトシルエットも10年ほど続いて2016~2017年に終わりを迎えます。
そしてビッグシルエットの再来です。(今のトレンドがここ)
昔のような下品なビッグシルエットではなく、きれいめなイメージを保ったままルーズな服でコーディネートするという新しいスタイルに変化しましたよね。
ロングコート、ダウンジャケットなどの上着はゆったりしたサイズ感を選び、下はスラックスなどでさらにゆったり感を出したり、Tシャツもあえてオーバーサイズを着たりと、10代20代の若い世代がこのカルチャーを数年で築き上げました。
今現在(2021年)もこのビッグシルエットはメンズに支持されています。
ここまでが90年代後半から今現在のビッグシルエットの流れになります。
ファッションの流行って循環してまた再度訪れる傾向があったりしますよね。まさにビッグシルエットがそれでした。(個人的にはビッグシルエットがまた来るとは予想外でした…)
最後に
以上になります!いかがだったでしょうか?
「シルエットのトレンド」というのはすぐに終わることはなく、長ければ何年も続きます。今のビッグシルエットがはっきりとあと何年続くとまでは予想できませんが、まだいけそうな予感がします。
なので、今ビッグシルエットのファッションを楽しんでいる人は安心しましょう!
それでは!最後まで読んでいただきありがとうございました。